昔、ある人から言葉をもらいました。
「 Life is a Donut 」
よく意味はわからなかったけど何故か心に残っています。TOKYOの「Donut」は砂糖がいっぱいまぶしてあって甘く、癖になる味。
2010年、TOKYOで雑誌、広告を中心にスタイリストとして活動していた私たち夫婦二人+オカメインコとトラネコは、漠然と憧れを抱いていた「海の近くの一軒家住み、好きな事して、遊ぶように暮らしたい」という想いだけで私の故郷である宮崎に移住しました。
なくても別段困らない。だけど、あると気分が上がるような物。
例えば、なんてこともない白いTシャツの胸元にさり気なくつける気の利いたブローチ。事あるごとに庭に出て冷蔵庫にあるもので楽しむバーベキュー、ミントたっぷりの焼酎モヒートを飲みながら、テーブルの上では1/fダンスを踊っているキャンドル達。そんなものを作りたくて『Southern Factory』を立ち上げました。
ワイン、ウイスキー、ジン、ウォッカ、ビールにコーラなどの廃瓶を再利用し、Soywaxには妻がブレンドした香りをつける。最初にできたキャンドルはレモングラスとユーカリの香りで「philosophy」と名付けました。そんな、ちょっとだけあがる物達を海の近くからお届けします。
田舎で食べる「Donut」は素朴でボソボソだけど、噛めば噛むほどに豊かな味がします。
Southern Factory
小園秀穂 / 寿美☆